■CDのお話(その1)■



 皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 インフルエンザが流行っております、お気をつけください。

 ちなみに鳥インフルエンザも流行っております。

 と、いう事でこの 「ヒトリゴト」 というコーナーの第一回なわけですが、

 ここはですね、私まるおが思った事を適当に書いていこうという企画でして、

 これといって音楽に関係無い事でもなんでもアリの幅広いワールドワイドな視野で展開されていくスペシャルトークが

 皆様の心を掴んで離さなかったりして、今女子高生に最も注目されていると一部では噂されているいるような噂を

 聞いた事があるような無いような微妙な感じがとても心地よいアバンギャルドなコーナーです。


 更新はもちろん不定期です。そんなのあたりまえです、ってか基本です。


 ま、せっかくの記念すべき初回ですから音楽の話でもしましょう。



 最近CDなんて全然買ってないッス!(泣)


 その昔私がまだ独身だった頃はCD屋さんに出かけていってですね、

 主に洋楽なんですが、ジャケットだけを見て全く知らないアーティストとかのCDを

 バカスカ買っていたものです。

 私は基本的にロックというジャンルをあまり好んで聴きませんので、女性のソロシンガーだったり

 ジャズ、フュージョン、ニューエイジ、とか適当に選んで一度に2万円とか使って購入していました。

 もちろん中身の情報は何も無いですからジャケットからのイメージで選ぶんです。

 渋谷にあるタワーレコードなんて置いてある量が凄いですから選ぶだけでとてつもない時間を要します。

 アメリカのインディーズレーベルから発売されているピアノだけのアルバムとか、

 ロスのマリブにあるHigher Octave Musicというインストだけを扱うレーベルとかに出会ったのもここでしたし

 適当に買った中に発見できる素晴らしい曲との出会いが楽しかったものです。


 ところが・・・・・・・


 今現在はどうでしょう?


 CD屋といえば家の近くにあるイトーヨーカドーの中に入っている新○堂。

 しかもそこにすら年に何回かしか行かない有り様。

 ジャズとかのコーナーをふと覗くと 「これ聴いてみたいなぁ」 という物は死ぬほどありますが、

 私の財布の中身はいつだって希望額に届かないので、




 ノーマネーでフィニッシュみたいな



 いや、厳密には買おうと思えば買えるんですが、

 お小遣いを貰って生活しているわけで、

 お小遣いってのは 「少ない」 、 「足りない」 っていうのが定説ですので、

 やっぱり私も少ないんですが、

 特別少ないわけでもなく(たぶん)人並みなのですけれども・・・


 その人並みのお小遣いでですね、

 通常一枚2500円〜3000円くらいするアルバムをですよ(中古、輸入盤を除く)

 もう3枚買ったら福沢諭吉さんブッ飛びみたいな話じゃないですか。


 そしたらですよ、




 明日からの昼飯どうすんだよ?みたいな



 だからマジで買えないんですよ。

 なので

 CDはもっぱらレンタルに限ります。

 しかも

 100円セールとかいって100円で借りられる日にもう15枚とか借ります。(これ最近)

 15枚で1575円(税込)です。

 1575円じゃ新品のアルバムなんて1枚も買えません。

 最近じゃマキシシングルとかいってシングルのくせに1500円くらいするご時世ですし。

 円盤が大きくなったら値段まで上がりやがって・・・・

 ってかそもそも 「マキシ」 って何じゃ!(ちゃんと意味はありますが)

 まあ別にどうでもいいんですけどね。


 つい先日久しぶりに大量にCDを借りてきたんでこんな話をしてるんですけど、

 その中からちょっと一枚をピックアップしてお話します。


 ジャズやフュージョン、

 そしてニューエイジなどのインストが大好きな私が、


 今回選びに選び抜いたそのCDは・・・・・

















 aiko 「暁のラブレター」 というアルバムです。














 全然インストじゃないじゃん!
















 それでですね、


 aiko自体は昔からそんな知らない仲でもなく(決して知り合いとかではありません)

 メロディーラインに随分とすっとぼけた音程を多用するシンガーソングライター

 だという認識がありまして、

 まあそれがaiko節という事になるんでしょうけど、

 声も結構可愛いのではないかと思ったりもしたりして、

 好きか嫌いかと聞かれれば好きな方に入ります。

 そして今回の 「暁のラブレター」 を借りたお目当ては、

 10曲目に収録されている 「えりあし」


 これに尽きます。


 この曲は初めて聴いた時から気に入っていまして、

 この曲が収録されているからこのアルバムを借りたわけで、

 事前にシングルで 「えりあし」 をレンタルしてしまっていればこのアルバムは借りていなかったと。

 ま、そういう事になります。




 私はこういった普通のJ−POPみたいなアルバムを聴く場合は

 とりあえず1曲目から順番に聴いていきます。

 イントロが流れてくるのをじっと待ち、

 演奏が始まったら最初の20秒くらいイントロを真剣に聴きます。

 ちなみにイントロはとても大事です。

 私の中ではある意味サビより大事です。



 て言うか実はイントロマニアです


 つかサビなんて結構いいかげんっていうか、

 案外イントロとかAメロとかのほうがカッコイイと思う事が多々あります。

 参考程度に申し上げますと、

 今これを書いている瞬間にパッと頭に思い浮かんだ、


 個人的にサビよりもAメロやBメロが勝っていると思う曲


 は、


 矢井田 瞳「I’m here saying nothing」 がとても良い例でしょう。


 私の中でこの曲のイントロとサビは、

 AメロとBメロの引き立て役にすぎません。

 だからこの曲の場合、2コーラス目のBメロが終わった時点で、

 もうその後にはAメロもBメロも演奏されませんので、

 もう一度聴きたければ頭から再生するか、

 次の曲に飛ばします。


 ですから携帯の着メロとかをダウンロードする時も、

 「この曲はAメロのほうがカッコイイのになんでサビなんだよ!?」

 と、

 馬鹿の一つ覚えのようにサビしか用意されていない着メロ


 に腹が立ちつつもちゃっかりダウンロードしていたりします。



 私が考えるに着メロは一曲に対して「イントロ」、「Aメロ〜Bメロ」、「サビ」。

 などと3パターンくらい用意すべきではないかと、

 強く思うわけでございます。


 さて、話が猛烈にそれましたが、

 とりあえずイントロが気に入ったらそのまま気に入らない部分が出てくるまで聴き続けるんで、

 ここでは気に入らなかった場合の話をさせていただきますが、

 気に入らなかった場合は容赦なく





 早送りします




 そしてAメロBメロと確認して

 サビまで聴いてもまだどの部分も気に入らなければ、

 2コーラス目の終わりまですっ飛ばして少し様子を窺いますが、

 なにか劇的にカッコ良くなるような気配がなければ、

 おしまいです。

 もうその曲は2度と聴く事がありません。

 私は一泊とかでレンタルをしてきているのでアルバム10枚以上とかを




 その日のうちにさばかなくてはなりません


 時間がないのです。

 なので効率良く内容を把握し、

 同じアーティストのアルバムが何枚もある場合には各アルバムよりどれを残すのかを見定め、

 それぞれから選りすぐりの曲を集め、

 1枚のCD−Rにオリジナルべストを制作する為に、

 早急にコピーしなくてはなりません。



 なわけで、今回aikoの「暁のラブレター」を聴いて生き残った曲は、




 2曲目 「彼の落書き」

 Bメロがモチーフになっているイントロのコード進行、疾走感が気持ちいい。

 1コーラス目が終わった後の間奏(イントロと同じですが)がまた元気があって素晴らしい。

 Bメロの旋律が美しくてとても良い。

 サビは微妙な感じだが全体的に聴きやすくバランスも良い。



 3曲目 「アンドロメダ」

 イントロはどうでもいい。

 Bメロはかなりaikoらしさが出ている。

 やっぱりシングルだけにサビに力がある。カッコイイ。

 サビのストリングスアレンジ好きです。

 この曲は完全にサビが良い。


 4曲目「ふれていたい」

 イントロは嫌い。

 Aメロ、Bメロ共にそんなに好きではない。

 サビはまったりダラダラしている感じだが彼女の声で歌われると憎めない。

 要するにサビがいいかも、でも微妙。

 ま、いいか。



 7曲目 「ライン」

 これ完全にロックのアレンジですので本来ならあまり得意なジャンルではありませんが、

 Aメロが始まるとなんとなくそのまま聴いてしまう魅力がある。

 そのまま微妙な感じでBメロ突入、Bメロ元気いっぱいです。

 さりげなくロックなサビに入って 「う〜ん、どうすっかな・・・」 と考えていると、

 1分21秒〜23秒でベースが半音落ちしていく。

 したら1分24秒〜31秒まで 「ここでそうくるかぁぁぁぁぁぁッ!?」 という切ないコード進行。

 これに完全にやられました。

 こういうささやかな驚きを与えてくれる曲大好きです。



 9曲目 「すべての夜」

 イントロから眠くなりそうなくらいまったり。

 ちょっと退屈な気分でそのまま流して聴いていると、

 Bメロが終わる頃には結構元気な感じ。

 サビにくると完全にイントロの静けさが頭から消し飛んでしまうほど盛り上がっております。

 しかもこのサビのコード進行、アレンジ共にカッコイイ。

 でもってストリングスのアレンジがまた素晴らしい。

 曲調的に同アーティストの曲、 「傷跡」 を思わせる感じがある。

 そしてやっとこの曲が4拍でない事に気がついたりする。

 aikoの声も含めてとにかくサビが良い。とても良い。

 ひょっとしたら 「えりあし」 よりいいかもしれない。



 10曲目 「えりあし」

 これもさすがシングルだけあって素晴らしい完成度です。

 切ないイントロ13秒、まったく無駄がありません。

 そしてAメロBメロ共に聴きやすく、

 サビに向かっていく感じがとても良い。

 でもってサビの

 「季節に逆らい思い続けて今もあなたを〜」」 の部分。

 特に 「を〜」 ね。

 最高に気持ちいいッス!

 鳥肌立ちます。

 その後 「好きなままよ〜」 の解決も素晴らしい!

 最後のサビのメロディーのもっていきかた3分24秒あたりからが少し残念ですが、

 まあいいんじゃないですかね。

 いい曲ですよこれは。






 以上の6曲は個人的にいいと思います。


 じゃ、また!




 戻る