■一曲入魂DX超拡大版スペシャル(前編)■



 なにせ今回はこの一話だけで、



 サイトが消滅するだけの力を十分過ぎるほど秘めているわけです。


 この 「一曲入魂」 シリーズは悲しい事に、

 内容がデラックスになるならなった分だけもちろん、





 違法性もデラックス




 管理人は法律限界ギリギリアウトな所で頑張っているのですが意外と世間は冷たく、




 あまり反響がなかったりします




 別に寂しくないです。




 ども、そんなわけでまるおです。

 家の近所に新しいレンタルビデオ屋がオープンいたしました。

 只今オープニングセール中でビデオ、DVDが一週間レンタルでなんと10円

 さあ行こうすぐ行こう今行こう。





 さて、

 今回のテーマはズバリ、 「サイトが消滅するほど函館を満喫しよう」 です。

 当館が今現在、地球上で最もオススメするホットなスポット、函館。

 愛の町、函館。

 なぜか人恋しくなる町、函館。

 田舎と都会が程よく融合した素敵な港町、函館。

 愛しいあの娘が暮らす町、函館。

 当館は音楽に傾ける情熱と同等の情熱を持ってして函館に愛を送り続けているのです。





 最終目的は
函館に住んでいる愛しのあの娘とニャンニャンする事

 ※「ニャンニャン」=いい事




 なのですが、

 とりあえず今回の話とニャンニャンする事は関係ありません。

 あくまで今回は皆様に函館の素晴らしさを知ってもらおうという企画です。

 さ、函館を満喫するには現地へ行く必要があります。

 百聞は一見に如かずです。

 そこで問題になってくるのが 「どうやって行きましょう?」 って部分ですね。

 これを書いているまるおは東京在住ですので今回 「東京→函館」 のパターンで考えてみようと思います。





 交通手段その1 「金ならいくらでも払うからとっとと現地に着きたい」

 ってそんな時間の無いあなたは、




 エアプレーン決定




 基本です基本。

 これが最も一般的なんじゃないでしょうか。

 飛行機の最大のメリット、魅力はそのスピードにあります。

 ボーイング747シリーズの最新鋭機であり世界最大の旅客機、

 それ行け僕らの空飛ぶハイテク鉄の塊 「ボーイング747-400」 で最大巡航速度は、





 916km/h



 函館なんぞ羽田を離陸してしまえば1時間です。

 山手線を一周するのと同じ時間であなたは函館の地を踏む事ができます。




 今では引退してしまいましてそもそも 「羽田〜函館」 便なんぞにって言うか

 日本の国内線なんぞに就航するわけがない、

 エールフランスと英国航空が所有していたあの超音速旅客機、



 怪鳥コンコルドなら最大巡航速度は、





マッハ2.05(2180km/h)



 羽田から函館まで20分です。



 新宿から品川(山手線内回りで8駅)まで18分です。

 日○ 「カップヌードル」 を食べる為には熱湯を注いでから3分待つ必要があります。

 20分だとカップヌードルの完成品が6個と麺が約66%ほど煮えたものが一つ作れます。

 東洋○産のまるちゃん 「赤いきつね」 なら熱湯を注いでから5分も待つ必要があるので、

 4つしか作れません。

 20分でできる事と言えばこんなもんです。

 このわずかな時間で東京から函館に移動してしまうというのですからそりゃもう、





ありえない速さです



 女子高生風に言えば、




 って言うかありえなーい



 もしくは、




 ありえなくなーい?



 また、函館の女子高生なら、




 ありえないっしょ



 そして、有名私立女子高に通うお嬢様なら、




 ありえないでございますのよ



 になりますがそれよりももっとありえないのが、

 今話題沸騰、北朝鮮のノドンやテポドンなどに代表される弾道ミサイルなら通常の旅客機の 「羽田〜函館」 の飛行距離約430マイル(692km)が、





 たったの4分です




 (あくまで理論値ですが)もっと厳密に言えば、




 3分51秒です




 カップラーメンを作る為のお湯が沸くかどうかも微妙な時間ですね。

 これがもし核弾頭を搭載していた場合、

 あなたが 「もうお湯沸いたかなー?」 なんて言っている間に、



 目標都市破壊完了です



 なんともブラボーな兵器ですが、

 できれば今すぐ地球上から廃絶してもらいたいものです。

 こんな物どうやって迎撃するつもりなんでしょうか?って話は余談なのでもう止めますが、

 個人的な意見といたしまして、





 飛行機なんて乗り物は反則です




 JAL、ANAなどに代表される国内航空各社の 「羽田〜函館」 便の所要時間は1時間5分です。

 これだけでも十分異常な速さだ!






 目的地に到着するまでが旅の最大の楽しみであり旅の醍醐味である





 こんな私の持論はどこ吹く風です。

 楽しみもへったくれもあったもんじゃありません。






 まさに邪道





 なのでここら辺で徹底的に飛行機にケチをつけていこうと思うわけです。





 不安その1 「落ちるんじゃないの?」 についての考察。


 そもそも飛行機とは 「飛行」 しているわけです。

 「飛行」 とは 「空を自由自在に飛ぶこと」 ですが、






 重さ300dもあるのに飛んだりしちゃって大丈夫なの?





 出ました王道


 「飛行機は怖い、どうも信じられない」 などと口にする方の多くが

 きっとここら辺を理由にしていると言って間違いないと思います。

 この思想を持っていらっしゃる方々にはもはや揚力などという言葉は通用しません。

 とにかく思いっきり重力に逆らっているその様が許せないし信用できないし乗りたくないし。

 そして実は私もそれに近い思想を持っております。



 私は札幌で生まれて一ヶ月くらいですぐ東京に来ました。

 しかしうちの親戚一同、要するに一族はみんな北海道で生活しております。

 函館、八雲、札幌などに散らばっておりますが皆北海道なんです。

 なので夏の帰省と言えば毎年北海道に帰っておりました。





 もちろん飛行機でですよ




 幼い頃私は別に飛行機に対して特に何も考えていませんでしたって言うかむしろ好きでした。

 機内で貰えるあのボーイング747機のプラモデル!

 「かっこいいー」 などと思っておりました。

 ジュースだコーヒーだお茶だお菓子だモーフだ雑誌だ何でも出てきます。




 ドラえもんも真っ青です!(元々青いという話もありますがホントは黄色です)



 しかも客室乗務員、別名スッチーがまた、



綺麗なお姉さんは好きですかって?ってなもんです。



 しかしそれらの魅力を全て吹き飛ばす事故が起こりました。





 1985年、

 日本航空123便ボーイング747(SR46)型機が群馬県多野郡上野村の御巣鷹山尾根に墜落。

 乗員乗客合わせて524名中520名が死亡。

 生存者は乗客の女性たった4名(うち2名は子供)で単独機としては世界航空史上最悪の事故です。

 世間一般に 「日航機墜落事故」 と言うとこの事故を差すそうで

 それだけ社会全体に大きな影響を与えました。

 この事故を知った私にもはや、



 綺麗なお姉さんは好きですか?などと言っている余裕は無く、


 私の中の飛行機のイメージは一転して
怖い物になってしまいました。



 自動車や船などは突然のエンジントラブルに襲われてもなんて事はありません。

 エンジンがいきなり爆発でもしない限り全くもって問題ありません。

 だってエンジンがぶっ壊れたら止まるだけですもの。

 自動車に乗っていて怖いのはエンジン系トラブルよりむしろブレーキ系のトラブルです。

 しかし飛行機はどうでしょうか?

 エンジンが機能しなくなったらもう終わりです。

 最初から地に足が着いていないんですだって空飛んでるんだから。

 で、なんで空にいれるかって言ったらエンジンの力なんですもの。

 致命的なエンジントラブルは即落下決定、疑いの余地無し!

 落ちます。落ちていくのですどこまでも。





 不安その2 「落ちたら死ぬんじゃないの?」 についての考察。


 今回は不時着なんて甘ったるい夢は捨てて純粋に墜落した場合に絞りましょう。

 果たしてその生存確率はどの程度なのか?




 基本的にはゼロに近いと思ってていいんじゃないかな?



 墜落となったら自分自身でできる事もいくつかありますが大部分は運に委ねられるでしょう。

 機体が頭からではなく水平を保ったまま墜落してくれるか?

 これが一番最初の運試しです。

 また、女性と子供は生存率が高いそうです。

 私は女性でもありませんし子供でもありませんのでまったく関係ありません。



 後は自分の日頃の行いを信じましょう


 運も何も墜落する時点で既に運が悪いのです。



 そしていよいよ墜落となった時に
是非とも聴いておきたいこの一曲

 これから激突するであろう地面いや、大地(って言うか地球)。

 その母なる大地を讃えた混声四部合唱の超名曲、

 ジャズ系音楽理論だけじゃなくて和声法だって勉強しようよってな、





大地讃頌

 視聴終了です



 作詞:大木惇夫  作曲:作曲:佐藤眞




 この泣きそうなくらい美しい旋律はどうよ?どうなのよ!?


 お聴きいただけましたでしょうか?

 合唱曲なのである意味 「聖歌」 のように聴こえない事もありませんね?


 この美しい旋律で心を落ち着かせつつ
大地にダイブです(飛行機ごと)。







 不満その1 「運賃高過ぎなんじゃないの?」 についての考察。


 某国内航空会社の 「羽田〜函館」 便のまったく割引無しの普通大人運賃は26800円(片道)です。


 往復割引だと
23900円(片道)です。


 往復割引使用で
往復の飛行機代は47800円です。


 もちろん割引を上手く使えばもっと安くなりますし、逆にハイシーズンだとこれよりも高くなるかもしれません。

 いいですか?交通費って何も飛行機代だけじゃないんですよ。

 他にも現地に着いてからのタクシー代だなんだってかかるわけですよ。

 それなのに飛行機代だけでもう既に往復47800円って何?

 しかもこれって大人一人の料金ですよ?

 大人二人で行こうものなら往復の飛行機代だけで95600円。

 3歳以上12歳以下の子供が一人いる3人家族ならお父さん、お母さん、子供の全員の往復飛行機代だけで、




 12万2700円です


 子供がこれ以上(12歳)より大きければもうすっかり体もオトナ、運賃もオトナ料金なので、

 単純に大人の往復運賃47800(円)×3(人)=




 14万3400円ポッキリ



 さすが強気です。

 東京から函館までをわずか1時間で結んでいるだけの事はあります。

 ここまでの話の流れだと 「飛行機の運賃は高い」 という理想的な展開になっていますが、

 この後 「本当に飛行機の運賃は高いのか?」 を検証する為にその他の交通手段を見ていきたいと思います。








 交通手段その2 「やっぱり鉄道!青函トンネルだよね」

 ってな列車好き(じゃなくてもいいけど)で時間もたっぷりあって 「旅は移動も楽しみだぜ!」 なあなたは、





 寝台特急北斗星でGO!




 上野発の夜行列車降りた時から〜。

 そんなわけで上野発札幌行きの寝台特急「北斗星」の登場です。

 「上野〜札幌」 間(1214.9km)を16時間10分で結ぶ人気の寝台特急で最高速度は時速110km。

 上野から函館までの所要時間は約11時間30分。

 わーお。




 11時間30分


 なんて素敵な響き!

 やっぱさー。これくらい時間かけないとさー。


 遠くまで旅した気がしなくありません?


 さて、ではこの北斗星についてちょっと見ていきますが、





 疑問その1 「料金的な部分はどうなのよ?」 についての考察。


 北斗星で函館まで行く為には大人一人で最低いくらかかるのか?

 運賃(上野→函館)13990円。

 特急料金2890円。

 寝台料金(B寝台、B寝台ソロ)6300円。

 これら全てを足しまして合計が23180円です。





 23180円??




 えーと、確か往復割引を使った飛行機の片道大人一人の運賃が23900円だったからその差額は、




 720円ポッキリ




 ・・・・・・・・・・・あれ?

 この北斗星の23180円ってのは片道の最低の料金なんですよ?

 仮にこれが一番安いB寝台ではなく一番高い(豪華な)個室 「ロイヤル」 を使ったとなると、

 ロイヤルの料金ってのが17180円なので、

 B寝台との差額が10880円ですね。

 じゃあこの10880円をさっきの23180円に足してみると34060円!



 オーマイガッ!!



 なんだか飛行機の運賃は高くないような気がしてきました。






 デメリットその1 「実は函館に着くのは早朝だったりするんです」 についての考察。


 そうなんです。

 結構極端に朝早く着いてしまったりします。

 上野発16時50分とか17時18分とかの北斗星に乗車してしまうと、

 早朝4時半とか4時50分とかに函館に着いてしまいます。待った無しです。血も涙もありません。

 でも札幌にはちょうどよく9時とか10時に着くんです。

 そうですね、終点札幌を基準に設定されているんですね。

 なので上野出発は遅ければ遅いほどいいと思うので 「北斗星3号」 19時03分上野発。

 これを選ぶと函館に6時34分という比較的マシな時間に到着する事ができます。

 そのまま朝市へ向かいましょう。

 うに、いくら、ほたての3色丼と鮭のはらす、そして駄目押しの朝市ラーメンでお腹いっぱい夢いっぱいです。






 メリットその1 「なんたって寝台特急なんだぜ!」 についての考察。


 旅情ですよ旅情。

 普段乗り慣れない 「寝台特急」 という非日常的な空間を体験できるという事が既にメリットと言えるでしょう。

 グランシャリオ(食堂車)で夕食を摂った後是非訪れたいのがロビーカー。

 車窓からの夜の景色を眺めながらくつろぎましょう。

 そしてそんな 「ロビーカーで聴きたい珠玉の3曲」 その1が、





 YELLOWJACKETS/Greenhouse(1991/GRP)

 





 の3曲目に収録されております大人の為の大人な一曲、

 アッパーストラクチュアトライアドが楽しめるオシャレな一品、




 SEVEN STARS

   視聴終了です



 大人です、アダルティーです、ある意味18歳未満お断りです。

 今回はご紹介する曲数が多い為、曲に関しての細かい説明などはいたしません。




 って言うか試聴できる事自体スゴイ事ですってば奥さん!




 そしてその2が、





 赤とんぼ イン・ニューヨーク〜NY帰りの日本の歌〜(1997/ビクターエンタテイメント)

 





 の1曲目に収録されておりますその名も、




赤とんぼ(RED DRAGONFLY)

 視聴終了です




 一言だけ言わせてください。



 オシャレ過ぎ



 そして最後にこの曲、

 その3





 Dave Grusin/MIGRATION(1989/GRP)

 




 こちらのアルバム3曲目に収録されている、




 FIRST-TIME LOVE

 視聴終了です




 一言だけ言わせてください。



 彼女もメロメロ



 そんなわけでビールでもワインでもウイスキーでも飲みながら非日常を、

 車窓から眺める夜の景色を、

 素敵な音楽を、

 函館に着くまでの旅の時間を楽しんでください。

 寝台特急北斗星に乾杯!






 メリットその2 「世の中金だ。金がモノを言うのだ!」 についての考察。


 北斗星で一番豪華な個室はロイヤルです。

 前述した通りロイヤルを利用すると飛行機代より全然高くついてしまいます。

 だけれども室内にトイレ、シャワーはもちろんテレビ、ドリンクサービス、朝刊サービスなど、

 ホテル並のサービスを受ける事ができます。

 が、

 実は北斗星よりもっと豪華な寝台特急も存在します。

 寝台特急 「カシオペア」 です。

 こちらはオールA寝台全車2階建となっておりまして北斗星より断然贅沢な寝台特急です。

 もちろんお値段もとってもリーズナブル
ではなく、最高級のカシオペアスイートを利用した場合、

 寝台料金だけで25490円です。

 寝台料金だけで飛行機の運賃より高いんです。

 それに特急料金2890円と運賃13990円を足さなければいけませんから結局函館まで片道、

 42370円もかかります。

 プラチナチケットなので取るのは大変だと思いますがカシオペアスイートはもの凄く豪華です。

 なので金に糸目をつけず尚且つ時間のある人には利用価値と魅力のある交通手段と言えるでしょう。




 〜とりあえずここまでをまとめてしまいます〜




 結局、飛行機の冒頭で叫んだ 「金ならいくらでも払うからとっとと現地に着きたい」 の、

 「金ならいくらでも払うから」 の部分は寝台特急にこそ相応しいという真実が見えてきました。

 でも特別贅沢な寝台を利用しなければ飛行機と北斗星(寝台特急)の料金はほぼ同じです。なので、


 移動に時間なんかかけていられない人とか、

 寝台特急とか別に興味無い人とか、

 揚力を失った飛行機の機内で大地讃頌を聴いてみたい人とか、

 「って言うか北海道なんて普通飛行機で行くでしょ?」 みたいな(冷めた)人は飛行機。





 大地讃頌を聴きながら大地にダイブしたくない人。

 時間のある人、旅は移動もじっくり楽しみたい人、鉄道マニアの人。

 飛行機恐怖症又は高所恐怖症、とにかくなんでもいいから飛行機には乗りたくないという人。

 「ロビーカーで聴きたい珠玉の3曲」 があまりに素敵だったので自分も是非ロビーカーでこれら3曲を聴いてみたいという人。

 この不景気に有り余る財力を駆使して優雅で豪華でリッチでバブリーな移動を楽しみたい人は寝台特急北斗星orカシオペア!


 ここまでは以上です。








 さて、飛行機と鉄道の決着はつきました。

 まるお的3大交通手段は残り一つ、





 交通手段その3 「アクセル全開、極めろ陸路のエキスパート!」

 ってそんな時間をかけてたっぷり地獄のドライブと洒落込みたいあなたは、





 自家用車で逝ってください




 えー。これが私がここ数年北海道へ行く時の常套手段です。

 別にバイクでもいいですが今回は車の話です。

 東北自動車道浦和ICから終点の青森ICまでの距離が約680km。

 全く渋滞無しでも所要時間約8〜9時間はかかるでしょう。

 青森から函館まではフェリーになります。

 今回 「フェリー」 と言った場合 「東日本フェリー」 の事を指していますんで念のため。

 この 「東日本フェリー」 は青森から函館までの海路
110kmを3時間40分で結んでいます。



 たった110kmに3時間40分もかかるなよ



 つまり東北自動車道で走る680kmにフェリーで移動する距離110kmでしょ、

 それにあなたの車庫から東北自動車道に乗るまでの距離、

 青森ICからフェリー埠頭までの距離(たぶん10km弱だと思います)、

 これらを全て足した距離が函館の地を踏むまでの距離となります。

 ちなみにまるおの家から函館の地を踏むまでの総走行距離(フェリーの110kmを含みます)は約、




 830kmくらいです



 もの凄く大雑把に時間を計算すると、

 自宅から車で出発して東北自動車道に乗るまでが約1時間。

 東北自動車道に乗って青森までかかる時間が
約8時間(個人差有り)。


 さあ、ここがポイントです。

 自家用車で行く場合、時間を短縮したいのならばココ(東北自動車道)で短縮するしかありません。

 東北自動車道の総距離は680Km。

 理論上、時速120kmのノンストップ走行ならば5時間40分くらいで走りきるはずです。

 これも理論上、時速150kmくらいでかっ飛んで行けば4時間半くらいで走破です。

 これらのタイムを出すには途中一度も止まってはいけません。

 終始この速度を保っている必要がありますもちろん給油も許されません。

 って言うか給油無しで680kmも走れません(ハイブリッドを除く)ので

 止まってもいいのですが最終的に平均してこの速度で走った感じに調整する必要があります。

 しかーし、人間の集中力はそんなに続かないんですね。

 体も疲れてくるんですって言うか眠くなってくるんです私の場合。

 なのでいくらプリンスまるお様の華麗なドライビングテクニックを持ってしても、

 こんな6時間を切るタイムを出すのは
無理です。

 むしろキツイ以前の問題でして時速150kmとかで走っていると、

 白と黒のツートンカラーの屋根に赤色回転灯を付けたオシャレな車があなたをロックオンです。

 まれにツートンカラーでない場合もあるので(って言うか高速では覆面のほうが多いかもしれませんが)

 これまた非情に見分けるのがやっかいだったりもします。




 夢の一発免停でパラダイスへGO!



 もちろん免許停止だけでは終わりませんよ。

 反則金ってオシャレな制度もあるんですよこの国には。

 50km以上の速度超過で捕まった場合最低でも8万円の反則金を支払わなければなりません。

 最高で10万円くらい払うんじゃないですかね?ウフフ。。。




 旅行台無しになる事請け合い



 それにあんまりスピード出したり疲れてたり眠かったりするのに無理して走ってるとホントに、



 自家用車で行ったら逝っちゃった



 みたいな事にもなりかねませんのでスピードはせいぜい130km(違反です)くらいまでにして、

 疲れたら止まって休みましょう、眠くなったら仮眠しましょう。

 これ基本。


 話がそれましたが時間の話です、全部でどれくらいの時間がかかるのかという話です。

 自宅から青森までが1時間+8時間で9時間。

 これにフェリーの3時間40分。

 んでこれらの計算に入っていない様々なロスタイム(フェリーの待ち時間とかね)が2〜3時間はプラスされて、

 最低でも15時間から16時間はかかるかなぁ。

 つまりね、

 一番遅いんです。

 車で行くのが一番時間かかるんですよ。

 フェリーの3時間40分が痛いんですよ。

 フェリーの航行速度遅過ぎだよもっと速度出せよ何とかならないのかよオイ!?

 仮に車が青函トンネルを通行できるのであれば北斗星より早く着く事も可能かもしれませんがでもまあ、

 ちょくちょく普通に休憩しながら走ったらやっぱ北斗星のほうが早いんじゃないかなぁ。

 という事で、車は時間的には一番不利な立場にあるようです。






 でもってここが肝心 「金だよ金!金はいくらかかるんだよ!?」 についての考察。


 どもです。まるおです。

 なんだかあまりに長くてもう書くのもめんどうになってきました。

 って言うかもう飽きてきたよこんな距離とか金とか時間の話ばっかでさー。

 どうせ誰も興味無いですよ。

 大体こんなん読んで 「よし!函館行ってみるか!」 なんて人がいるわけがありません。

 まあね、

 私もここまで書いたからにはもう気分が乗らなくたって最後までは責任持って書きますよ書けばいいんでしょ。

 とりあえず東京から函館まで自家用車で行くには、


 東北自動車道に乗るまでの首都高速料金(乗った場合)が700円。

 東北自動車道が浦和から青森までの全線利用で13350円(普通車)。

 曖昧なのはフェリー料金、なぜなら乗せる車両の長さによって変動するからです。



 3m未満の車両で9890円

 3m以上 4m未満の車両で13150円

 4m以上 5m未満の車両で16510円

 5m以上 6m未満の車両で21510円(まだまだ続く)



 などと細かく分かれております。

 なので今回は4m以上5m未満の16510円を採用します。

 いや、大体こんモンでしょ?

 5m超える車ってあんまないよ自家用車で。

 ここまでで700+13350+16510なので既に30560円。



 終わってます


 これに最低でも10000円は超えると思われる燃料代を今回は15000円と設定しまして、

 (途中サービスエリアで休憩した時に必ず発生する雑費は今回計算に含めません)

 片道45560円に膨れ上がります。


 高ぇ!!


 時間的に一番不利な車はなんと料金的にも一番不利なのでしたってもちろんこれは、



 大人一人で行った場合ですよ



 高速道路の料金は一台の車に人間が何人乗っていようが一切変わりません。

 そうですここが重要なのです。



 一台の車に大勢で乗って行くといきなりお得なプランへとその姿を変えるのです!


 仮に大人4人で行く場合でも高速道路の料金は変わらない。

 燃料代だってほとんど変わりません。

 唯一変わってくるのがフェリーの料金くらいです。

 青森〜函館間、大人の2等(最低ランク)料金はたったの1850円です。

 なので先ほどの片道料金45560円にフェリー代、大人3人分5550円が足されるだけなので、

 大人4人が東京から函館まで行くのに
たった51110円!



 激安プランの決定版!!

 ※飛行機で大人4人だと片道95600円かかりますのでこれはもうある意味半額に近い金額です


 これでお分かりいただけたと思います。

 ここ数年、私がなぜに北海道まで車で行くのか。



 己の体力と引き換えに旅費を浮かしているのですよ奥さん!


 しかもそれだけでは終わりません。

 そうですね、忘れてはいけない大きなメリットがまだあるんですよ。


 それは
現地に着いてからの足があるって事。


 もちろん常に燃料代はかかりますがそんなもんレンタカーだのタクシーだの使うより全然安くて便利です。



 楽勝ですよ奥さん!


 結論:大人数で行くなら何が何でも車に決定(貧乏人は)。


 では今回のシメとして 「いつか北海道まで車で行ってやるぜ」 ってな同志にこの曲を捧げます。


 東北自動車道を疾走しながら聴きたいこの一曲、


 Silji/tell me where you're going(1990/東芝EMI)

 





 これの11曲目、

 アルバムと同タイトルの曲です。

 一曲目にこの 「tell me where you're going」 って曲のオリジナルバージョンが収録されていますが、

 私はあえて11曲目のパットメセニー様が参加されているこちらのバージョンを最高にオススメいたします。

 ズバリ、




tell me where you're going(Acoustic Version)Featuring PAT METHENY

 視聴終了です


 東北自動車道を走りながら聴くこの曲は絶品です。





 そして(できれば冬の)津軽海峡で聴きたいこの一曲という事でご紹介したいのがこの曲、


 小室哲哉/Digitalian is eating breakfast(1989/CBS SONY)

 





 の8曲目に収録されている、





WINTER DANCE

 視聴終了です



 この歌モノのアルバムの中でこの一曲だけがインストなのですが、

 私的にはもうこれぞまさしく、



 冬の津軽海峡の決定版


 極寒の冬に是非津軽海峡を眺めつつ聴いて欲しいです。

 できればフェリーの甲板あたりで聴いていただけるともう最高に気分も盛り上がります。


 って言うか冬って甲板に出れるんですか???


 そういう訳で今回は長々と 「函館への行き方」 を勉強しました。

 後編は 「函館に着いたらどうするの?」 って部分をお勉強していきたいと思います。





 じゃ、また!





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