■センチメンタルラーメン■



 芸能人などがテレビ番組でまだ売れずに苦労していた時代に、

 よく通った思い出の定食屋さんだのラーメン屋さんだのに訪れてその思い出の味に浸るなんてのを目にします。

 私は芸能人でも何でもないただのしがない一市民って言うかここだけの話 「都民」 なわけです。

 と言うか別にここだけの話でも何でもなく東京都民だったりするわけですが、

 私、まるおは東京都の品川区で育ったわけです。

 そして実家のすぐ近くにある、俗に言う 「家の近所のラーメン屋」 に小学生くらいの頃からよく通っていました。


 私の両親は共働きでした。

 小学校の頃からよく一人で食事をしていました。

 親の帰りが遅かったからです。

 別に親は遊んでいるわけではなくて仕事をしていたのですから全然問題ありません。

 家族3人の生活も心もバラバラだったわけでもありませんし俗に言う 「家庭崩壊」 の状態でも何でもありません。

 ただ食事は一人で食べる事が多かったというだけの話です。

 親が予めお金を置いておいてくれたり、 「後で払うから好きな物食べといで」 みたいな感じです。

 しかし、

 ここで一つ誤解してはいけません。

 うちは別に裕福だったわけではありません。

 「今日は遅くなるから適当にお寿司の出前でも取って食べなさい」 とかそういう世界ではないです。

 普通です。

 私は弁当屋でお弁当を買ってきたり、カップ又はインスタントラーメンだったり、

 前述した近所のラーメン屋さんとかで普通に普通の値段の食事をしていました。

 つまり、

 あー、もうめんどくさーい!






 私は今、曲作らないといけないんでこんなモン書いてる暇は無いんスよ!(怒)




 そういうわけなんでここら辺でこのテキストを一気に仕上げます!

 実に10年ぶりに訪れた思い出のラーメン屋さん。

 ここのミソラーメンが本当に好きでした。

 兎に角ミソラーメンが大好きでした。

 もうここに行ったらミソラーメンは必ず、絶対、死んでも頼んでいました。

 それに何気に餃子とチャーハンすげぇ美味しいんです。

 それからレバニラ炒めと肉野菜炒めが絶品なんです。

 全くもって有名店とかそんなんじゃなくて全然普通のお店なんです。

 ううん、

 むしろ普通のお店より寂れてる位です。

 いや、

 ハッキリ言って普通に寂れてます。

 間違いなく寂れてます。

 だけど、

 本当に美味しいんです。

 値段も昔から全然値上げしてなくて安いんです。

 ミソラーメン400円。

 ミソラーメン大盛りにしても500円ポッキリ。

 これだけでも奇跡的な値段ですよね?

 ってなわけで先日、

 東京は品川区の某所にあるラーメン屋(中華料理屋) 「芳華」 に2人の娘を連れて行ってきました。

 私が小学生時代から通っていて仲良しだった店のおじさんとも久しぶりの対面です。

 おじさんはもう70歳を過ぎていました。

 そりゃそうですよね。

 頻繁に通っていた当時、小学生、中学生だった私が親となり、

 4歳と2歳の娘を連れて懐かしく訪れる。

 そんな時代になったんですものね。

 おじさんの背中がちょっぴり小さく見えた、そんなまるおでした。

 おじさんが私の娘達を自分の孫のように可愛がってくれて、

 お菓子とかくれて娘達も大喜びだったし、

 久しぶりに訪れて本当に良かったと思いましたね。

 「人」 と 「味」、

 懐かしい2つのモノに久しぶりに会えました。



(調理中のおじさん)




(チャーハンを食べる娘達@)




(チャーハンを食べる娘達A)




(チャーハンを食べる娘達B)




(まるお思い出のミソラーメン)





 じゃ、また!




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