君と初めて手を繋いだのは雪の降る夜でした  作.編曲まるお




 解説です。


 当館が毎年恒例にしている 『クリスマス楽曲』 のシリーズ3作目。

 本当は2006年のクリスマスまでに間に合わせて発表する予定だった曲です。

 今回は雪の似合う街 「函館」 をテーマにって・・・・何だ、また函館なのか!?






 そうだよ。また函館だよ。悪いかよ。





 設定です。


 雄大な北の大地、北海道。

 その南に位置する異国情緒漂う何処か寂しくて哀愁漂う港町 「函館」 。

 そこで繰り広げられる一つの恋物語。


 付き合い始めて一年という一組の高校生カップル。

 2人の初めてのデートは忘れもしない去年の函館クリスマスファンタジー。

 降り出した雪、眩いばかりのイルミネーション。

 全てが2人の為に。

 全てが2人を祝福している様な夜だった。


 あれから一年。

 2人は大学受験を控えた高校3年生。

 でも、

 今日くらいは勉強を忘れて息抜きをしよう。

 だってさ、

 今日はクリスマスだから。


 行こう。

 2人の初デートの場所。

 2人の思い出の場所。

 2人にとって記念の特別なイベント。

 函館クリスマスファンタジー。


 クリスマスファンタジーのイルミネーションは今年も2人を祝福する為に待っているのだ。

 函館の夜が輝き出す。

 いつにも増して最高に輝く函館の夜。

 冬の夜空に打ち上げ花火が上がればそこはもう光の幻想世界。

 2人はそのきらめく幻想世界の中でどちらからともなく手を繋ぐ。

 思えば去年のこの場所で初めて手を繋いだっけ。

 僕達はずっとこの場所を忘れない。



 「来年も来ようね・・・・」



 でも、

 これが2人で過す最後のクリスマス。

 これが2人一緒に見る最後のクリスマスイルミネーション。

 2人にとって最後の函館クリスマスファンタジー・・・・。





 っていう作曲者なりの
激チープな情景設定が存在しますが無視していただいて結構です。





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