■ 電車もいいね (佐伯伽耶) ■



 果たしてあなたはご存知でしょうか?




 佐伯伽耶(さえき かや) を。



 下の画像がジャケットになります。

 昔懐かしい8cmシングルCDです。



 佐伯伽耶/PRETTY PLEASE(1995/ポニーキャニオン)





 収録曲は、

 1曲目が 「PRETTY PLEASE」 作詞:佐伯伽耶 / 作曲:秋元薫 編曲:小西貴雄

 2曲目が 「電車もいいね」 作詞:佐伯伽耶 / 作曲:松本俊明 編曲:小西貴雄

 でもって3、4曲目にそれぞれの 「オリジナルカラオケ」 となっています。


 余談になりますが編曲者の小西貴雄氏。

 「PIZZICATO FIVE」 の凄い人は小西康陽なので似ていますが間違えないように注意が必要です。



 さて、

 佐伯伽耶を知ったのは深夜ラジオ。

 偶然聞いた深夜ラジオの番組のDJが佐伯伽耶でした。

 佐伯伽耶の声を聴いたのは後にも先にもその日だけです。


 で、

 「PRETTY PLEASE」 が流れました。

 たぶんこの 「PRETTY PLEASE」 という曲が発売されたばかりか発売直前とかでプロモーションも兼ねてのオンエアだったと思います。

 「深夜効果」 とでも言いますか 「ラジオ効果」 とでも言いましょうか。

 その時流れたその曲はとてもいい曲に聴こえてしまいました。


 で、

 買いました。


 で、

 結果まあまあでした。


 うん。

 一曲目の 「PRETTY PLEASE」 はまあまあです。

 最初のエレピとか綺麗ですし。

 まあまあです。

 まあまあいい味出してるんですよね。

 この手のサウンドをまるおは、





 深夜系B級J−POP(サウンド)




 と、位置付けしています。

 「PRETTY PLEASE」 の場合はB級でも比較的良質な部類に入ると思います。


 少し話しが反れますが、

 まるおが考える 「深夜系サウンド」 の王道を行っているのが Perfume の 「リニアモーターガール」 と 「wonder2」 です。

 こいつはまさしく純度100%の 「深夜系サウンド」 なのですが、

 基本 Perfume の曲って殆ど(全部とも言います)が 「深夜」 の匂いがプンプンしているわけです。



 Perfume のアルバム 「〜Complete Best〜」 。

 こいつは捨て曲無しの名盤で
天才中田ヤスタカのセンスが最高に光りまくっていますが紛れも無く全曲深夜系です。


 中でも 「コンピューターシティ」 と 「ファンデーション」 と 「コンピュータードライビング」 。



 この3曲は
もの凄く深夜系してます。



 でもって前述した 「リニアモーターガール」 と 「wonder2」 はもう深夜系サウンドの鏡ね。



 更にだめ押しと致しまして、

 とても綺麗なコード進行が印象的で相変わらずいつもの様にセンス良くピコピコしてる Perfume の新曲、


  「チョコレイト・ディスコ」 もやっぱり
ガンガン深夜系なのよ。


 でも天才中田ヤスタカ氏の凄いところは曲がB級ではなく超A級だという事。


 そんな今最も輝くサウンドクリエイター天才中田ヤスタカ氏の最新デジタルサウンドの 「音像」 は正真正銘時代の最先端を走っている。


 と、

 まるおは思っているのだがどうだろうか???


 でもって、

 その天才中田ヤスタカ氏の活動のメインである 「capsule」 の8枚目のオリジナルニューアルバムがコレ。
















































 そう、

「手ブラ」。






























 このcapsuleのニューアルバム
「手ブラ」。※「Sugarless GiRL」です


 これがもう直ぐリリースになるのだ。

 発売前のこのアルバムの中からまるおは3曲を視聴してみた。





 うむ。カッコイイ。




 「capsule」 の音楽は 「これは絶対買いですよ奥さん!」 と安易に団地妻におすすめ出来る内容ではないかもしれない。


 しかし、

 デジタルサウンドが好きな方やDTMをやられている方なら買って損はしないと思う。

 それはコンピューターミュージックとして非常にクオリティーが高いからです。

 何かしら得るモノがあると思います。

 興味のある方は是非聴いてみて欲しいと思います。

 一緒に天才中田ヤスタカの世界を楽しみましょう。


 それではまた
っ て 違 う だ ろ、佐伯だろ。


 佐伯の 「電車もいいね」 の話をするのですよ。

 前述した 「PRETTY PLEASE」 というシングルのカップリング曲である 「電車もいいね」 。

 これの話ね。


 これ地味な曲で特に 「ここが最高に盛り上がるんだよね」 って所も見当たらないんだけど何か好きなんです。


 何だかよくわからないけど聴いていて心地よいという不思議な曲なのです。

 カッコイイとかノリがいいとか綺麗とかそういうんじゃなくてあくまで 「心地よい」 なのです。

 正直これを名曲アルバムで紹介していいものかどうか少々迷ったわけですが、まあいいややっちゃえって感じです。

 もし何処かでこのシングルCDを見かける事があったら一度聴いてみてはいかがでしょうか?

 たぶん 「コレの何処がそんなにいいんだ???」 と思うと思いますが。











 補足 : 「深夜系」 の定義について。

 「深夜系サウンド」 とはまるおが曲を聴いて直感的に、


 @そのサウンドが深夜番組のエンディングテーマとかに採用されてそうっていうか深夜番組のエンディングテーマとかで超流れてそうだと思った。

 Aそのサウンドから連想される時間帯のイメージが明らかに 「深夜」 以外の何物でもないと思った。

 Bそのサウンドは深夜の東京都港区(芝とか芝浦辺り)及び神奈川県は横浜、桜木町のランドマークタワー周辺の景色や雰囲気が恐ろしい程似合うと確信した。

 Cそのサウンドに夜更かしをしていたあの若かりし頃の古き良き時代の匂いを感じた。

 Dそのサウンドの全体的な雰囲気が ドリカム こと DREAMS COME TRUE の 「Eyes to me」 とは明らかに対照的であった。


 以上5つの条件を満たしている曲を弾道音楽館では 「深夜系」 と定義します。





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