■あいたい(椎名へきる)■



 椎名へきる。

 まるおは声優としてのこの人の名前は10年以上前から知っていましたがこの人の歌は聴いた事がありませんでした。

 大体この手の系統はアニメ主題歌的な物が多い印象があり、

 つまりそれは何を意味するのかというと自分の作る曲は棚に上げて敢えて言いますが、



 
どうせ幼稚っぽい曲なんだろ?



 というイメージを抱かざるを得ないわけです。


 じゃあホントのところ椎名へきるのアルバムに収録されている曲はアニメ主題歌もしくはアニメ周辺に関係する曲なのかというと、

 それはわからないわけであります。

 まるおはそこら辺の情報を全く持っていない状態でこれを書いております。

 ただ脳内で勝手に 「声優だからアニメとかの歌なんじゃないの?」 という図式を描いて出だしの様な暴言を吐いております。

 なのでホントは違うのかもしれません。

 椎名へきるの曲はアニメとは全く関係のない純粋な音楽活動なのかもしれません。

 いいでしょう。

 じゃあそういう事にしましょう。



 しかしながら!

 まだ何とかして椎名へきるにケチをつけてやろうというまるおの捻くれた試みは終わらないのです。

 今度はこっちの方向から攻めてみます。

 ズバリ、



 
椎名へきるはアイドル化していませんか?



 です。

 椎名へきるは超有名人気(アイドル)声優。

 ビジュアル的にも普通に可愛いしそれだけで釣られてファンになる人もいるのではないでしょうか?

 え? 何? 俺?



 
お・・俺はそんな別にちょっと可愛いくらいで釣られたりしないよ! ホントだって!! ホントに!!!



 コホン・・・

 つまりどういう話かというと、

 椎名へきるには 「椎名へきるのアルバムが出るぞ! とりあえず買うぞ!! 予約しなきゃ!!!」 的な思考を持つ固定ファンが大勢いると思われ、

 そういう人達は椎名へきるの物なら無条件で購入する傾向が強くあり、

 この場合は音楽CDだってどんな物でもリリースさえすればそれなりにセールスは期待できるという事になり、

 そこから浮上する嫌な予感は 「レコード会社は真面目に曲で勝負する気はないんじゃないか?」 という事です。


 「声優で人気出たから歌もやってみようよへきるちゃん」 的なビジネスの王道パターンに乗っかっただけではないのか?

 このアイドル的王道パターンは怖いです。

 まるおはこれに似たパターンで失敗した苦いおもひでがあります。

 そうです。

 それはあの有名な、



 
市川○衣ミニアルバム新品購入事件(時効)です。



 まあ別に今回は椎名へきるのアルバムを買うとか買わないとかで悩んでいるわけではないのでそういうお金の話とは違いますが問題は中身の音楽です。

 上記の様な勝手なイメージからまるおはこの椎名へきるという人のアルバムはどうも怪しくて信用できない・・・

 椎名へきるという名前と人気だけで売ろうとしていないだろうか?



 
中身の音楽そのものにはあまり力を入れていないのではないのか?



 そんな気がしてしまうのです。


 言っときますけどここまでは全てCDを聴く前の話です。

 聴く前はまるおはこんなイメージ抱いてましたよっていう話です。



 
そもそもタダで聴けるんだからとっとと聴けよこのボケナス死なすぞ!!!



 とか椎名へきるのファンの方々に言われそうなので無駄話はもうやめようと思いますが、

 椎名へきると市川○衣を比べてしまった事を椎名へきるファンの皆様に大変申し訳なかったと謝罪しておきます。

 この2人の音楽活動は全く別次元の物でした。





 というわけで、

 ひょんな事から我が家に椎名へきるのアルバムが2枚ほど転がってきたので今回聴いてみました。

 その2枚のアルバムというのは 「Baby Blue Eyes」 と 「Face to Face」 の2作品。

 「Baby Blue Eyes」 が98年のリリース。

 「Face to Face」 がその翌年99年のリリースというのですからこれまたずいぶんと古い話なわけです。

 いつも通りというか相変わらずというかとにかく情報の古さと役立たずさでは群を抜く勢いの弾道音楽館ではありますが、

 当館では 「10年くらい前のアルバムを今になって聴いてみました」 なんて話はザラですので全然普通です、何も珍しくないです。


 一応リリース順に聴いてみようという事で 「Baby Blue Eyes」 から聴いてみましたがこちらのアルバムはもうあらゆる意味で若いというか何というかで、

 今ではすっかり大人になってしまったまるおの耳にはガチャガチャし過ぎてて厳しいというかいっそもう
ツライくらいの元気さで死にそう。

 1曲目の 「風が吹く丘」 なんてガンガンですよガンガン。

 残念ながら今のまるおはこんなハイテンションでは生きていませんのでこのアルバムの勢いについていく事ができませんでした。

 なので 「Baby Blue Eyes」 は全曲聴かずに途中リタイア。

 できればこの 「Baby Blue Eyes」 というアルバムは中学、高校くらいの青春真っ只中かつエネルギッシュな時に聴きたかったです。

 そしたらもっと違った感想になった筈。



 で、

 お次が 「Face to Face」 。

 このアルバムは公式サイトによると以下の様な解説がなされております。



 
最新ヒットシングルを収録した、通算6枚目の大充実盤!!

 椎名へきる通算6枚目となる今作は、前作“Baby blue eyes”で確立した椎名へきるの楽曲の方向性をさらに押し進め、

 彼女独自の優しさ、せつなさ、意志の強さを程良くブレンドした現在(いま)の椎名へきるの到達点を示す集大成的なアルバムとなってます。

 先行シングルとなる「この世で一番大切なもの」はTOKYO FM他全JFN系35局ネット「角川電波マガジン」枠を中心にパワープレイが決定しています!!




 ちなみにオリコン初登場6位とかいう最高位を記録したとかしないとかいうのがこのアルバム 「Face to Face」 。

 「前作“Baby blue eyes”で確立した椎名へきるの楽曲の方向性をさらに押し進め」 とありますがサウンドは前作より丸くなった印象を受けました。

 サウンドが丸くなったぶんまるお的には聴きやすくなりましたので前作よりこっちの方がまるお的には好きです。

 実際このアルバムからは2曲をウォークマンに入れてけっこう繰り返し聴いてます。

 うち1曲が上にも書いてある 「この世で一番大切なもの」 。

 ありがち中のありがちな曲ですが 「あ、これ聴きやすくていいな」 とか思ってしまいました。

 不覚です。

 椎名へきる侮るなかれ。



 それともう1曲が今回名曲アルバムに入れる曲の 「あいたい」 。

 これも全然普通で何処にでもある何の変哲もない様な曲なんですけど、



 
なんでかわかりませんがハマりました。



 「別に悪くないけど普通じゃん?」 とか言われそうですけれどもまるおはこの曲大好きです。

 角のない丸い音色で構成されたほわっとして温かみのある楽曲。

 無難に仕上げた綺麗で切ない耳ざわりの良いメロディー。

 なんか思わずボーっと聴き入っちゃいます。

 椎名へきる侮るなかれです。


 でもね、

 別に椎名へきるが作曲しているわけではないので真に評価すべきは作曲と編曲をした人なのは言うまでもありません。

 あと下で紹介している動画を見て思ったのは椎名へきるは普通にトークしてる時の方が良いと思います。

 歌っている時の目が怖いから。






 ≪まるおと同じく椎名へきるをよく知らない方々へYouTubeから動画を紹介しておきます≫


 〜たぶん2000年くらいにオンエアされたと思われる椎名へきるがゲストの音楽トーク番組〜

 Beat Bang 椎名へきる1

 Beat Bang 椎名へきる2


 〜椎名へきるファンの恐ろしさをまざまざと見せつけられる衝撃映像〜

 ガレッジ・ヴァンガード1

 ガレッジ・ヴァンガード2





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